女子ツアー層の薄さ深刻 毎週同じ顔ぶれと黄金世代ばかり
【ニチレイレディス】最終日
鈴木愛(25)が高橋彩華(20)とのプレーオフを制し、大会連覇と2週連続優勝(今季3勝目)を遂げて、賞金ランクでも1位に立った。
テレビ解説の岡本綾子は実力者と黄金世代の活躍に、「見ごたえのある面白い試合でしたね」とコメントした。
だが、「本当にそう思ったのか?」と、評論家の宮崎紘一氏がこう指摘する。
「試合は相手の凡ミスで鈴木に勝利が転がり込んだわけで、最後はしまりがなかった。女子プロでも2オン可能な18番パー5は落とし穴もあり、選手それぞれの立場や心理状況がミスを呼び、スコアに表れたといえます」
■女子プロのピーク年齢26歳
本戦18番では首位タイに並んでいた比嘉真美子(25)がフェアウエーからの2打目を左奥バンカーに曲げて、1回で脱出できずにボギー。
プレーオフ1ホール目は高橋が先に打って、左に曲げた。2打目はフェアウエーに刻むだけで本戦のようにバーディーを決められず、2オンの鈴木は楽々と2パットバーディーだった。