“飛ばし屋”原英莉花 2位惜敗で見えたショートゲームの課題
【アース・モンダミンカップ】最終日
初日から首位キープの申ジエ(31)がパープレーで逃げ切り、今季3勝目(ツアー通算22勝目)を完全優勝で遂げた。
女子ツアーの最高額賞金3600万円を加算して、賞金レースでも2位鈴木愛(25)に約2560万円差のトップに躍り出た。
「4日間いいプレーができたので自信になった。(日本の)賞金女王タイトルが一番欲しい。これからが楽しみ」(申)
最終日は、最終組で回った3打差2位発進の原英莉花(20)が粘った。
注目される黄金世代のビジュアル系プロで、すでに初優勝を挙げている飛ばし屋だ。
原は14番パー5で、3打目残り50ヤードをピンそば1・5メートルにつけてバーディーを奪い、申に1打差まで迫った。
ところが残り4ホールで追いつくどころか、逆に突き放されてしまった。
「申の方が二枚も三枚も上手だった」と田原紘プロがこう解説する。