実績のある「移籍監督」は、チームを強化するための選手集めや練習試合の相手探しに必要な「人脈」が豊富だ。甲子園で勝つためのノウハウも持っている。そういった手腕を買われて移籍するのだから、早急に結果が求められる。「名将」が加入して時間を置かずに甲子園に出てきたら、プラスアルファがあると思って良さそうだ。
ちなみに前出の鍛治舎監督は、昨年3月に母校・県岐阜商の監督に就任した。23日現在で県16強。早大監督時代に斎藤(日本ハム)らを擁し、10年の明治神宮大会で全国制覇を果たした応武監督は、18年からこちらも母校・崇徳(広島)を率いており、16強に進出している。