元巨人・二岡智宏さんは独立L富山の監督で優勝を目指す
セ・リーグのペナントレースが混沌としている。毎日、胃が痛い思いをしている野球ファンは多いだろう。今回登場の二岡智宏さん(43)は、巨人軍の名ショート、巧打者で知られ、一昨年と昨シーズンは一軍打撃コーチでもあった。だが昨年10月に退団。さて今シーズンは……。
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「前期は西地区の2位につけたんですが、後期はいまひとつ歯車があってなくて……」
富山県高岡市郊外にある市営常光寺球場。午前の練習を終えたプロ野球独立リーグ・ルートインBCL富山GRNサンダーバーズの選手たちが、午後も自主トレーニングに汗を流していた。二岡さんが同球団の監督に就任して8カ月。球場の本部室から選手の一挙手一投足に視線を送りながらの取材だった。
独立リーグは監督といえどもゆっくり椅子に座っていられない。同球団のコーチは野手と投手の2人だけで、しかも乾真大・投手コーチ(元日本ハム・巨人)は選手と兼任。練習中はノックもすれば、バッティングピッチャーもする。取材当日も34度を超える猛暑だったが、二岡監督は始終、グラウンドにいた。