6点大勝も喜べず…森保Jがモンゴル戦で得た“2人の収穫”は
森保ジャパンが10日のカタールW杯アジア2次予選(埼スタ)で戦ったモンゴルのFIFA世界ランキングは、日本の31位に対して183位である。最下位はサンマリノの210。モンゴルよりも弱い国が<まだ26もある>ことも大きな驚きだが、いずれにしてもモンゴルは攻守ともにレベルが際立って低く、試合の焦点は「日本が2ケタの10点以上をズバッと決めるかどうか?」(メキシコ五輪得点王の釜本邦茂氏)に絞られた。
日本は前半シュート14本で4点を挙げた。後半になると疲労からモンゴル選手の足が止まり、日本はシュートを18本に増やしたが、2ゴールにとどまって、スコアは6―0。シュート0本のモンゴルに「W杯常連国としての強さを発信することはできなかった」(釜本氏)。
しかし、収穫がなかったわけではない。まずはケガで戦線離脱中のレギュラーFW大迫に代わって1トップで先発したFW永井謙佑(30)の奮闘だ。元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が言う。
「2017年に6シーズン在籍した名古屋からFC東京に移籍。そのシーズンは右サイドMFとしてラストパスを供給する側だったが、翌シーズンに指揮官となった長谷川監督から<とにかく点を取ることに集中する>ように指導されて、ひと皮むけた。このままストロングポイントである<俊足を生かしてゴールを決める>能力に磨きが掛かれば、代表内での序列もアップするでしょう」