森保Jのアキレス腱は大迫“代役”不在 万能型FW招集できず
2022年カタールW杯のアジア地区2次予選のモンゴル戦(10日=埼スタ)と、15日のタジキスタンとのアウェー戦の代表23人が3日に発表された。
「改めて森保ジャパンの問題点として、FW大迫の代役が見当たらないということがはっきりしました」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう続ける。
「ポスト役もこなせる万能型タイプのFW大迫は現在、太もものケガで戦線離脱中。代役を誰が務めるのか注目されたが、森保監督はセルビアのFW浅野、ドイツのFW鎌田を代表に復帰させてFC東京のFW永井を9月の代表戦から継続招集した。3人とも純粋なストライカータイプではなく、2列目から飛び出していくセカンドトップ型。特に永井と浅野はスピードが持ち味の選手です。ポスト役を任せられるFWを呼べず、同じようなスピード系のストライカー3人をFW登録として招集するところに、森保ジャパンの<ポスト大迫不在>を再認識させられました」
9月10日のW杯2次予選ミャンマー戦に札幌所属FW鈴木が呼ばれ、後半途中から大迫と変則2トップを組んだことがあった。その鈴木がコンディション不良で招集できなかったことは森保監督も想定外だったはずだが、鈴木も「ポスト大迫」と呼べるほどの存在感を示しているわけではない。森保ジャパンのアキレス腱は解消されないままだ。