賞金女王争う渋野と鈴木愛 初日ペアリングで分かれた明暗
そこへいくと、2年ぶりの女王を目指す鈴木の相手は、ツアーで有名なスロープレーヤーだ。
「思い出すのは昨年のワールドレディス最終日です。最終組の3人(申、鈴木、イ・ジョンウン6)は、全員がスロープレーの警告を受けた。終盤は走りながらのプレーとなったが、中でも申ジエのプレーが一番遅かった。この試合は結局、ジエが1打差で鈴木を振り切った。申ジエのスロープレーにイライラする同伴競技者は自分のプレーに集中できない。でも、ジエは意に介さずマイペース。それがまた同伴者のイライラを募らせるので、『あれは作戦じゃないかしら』とボヤく選手もいます」(ツアー関係者)
申は今季も3月のTポイントゴルフや6月のアース・モンダミンカップで遅いプレーに対し警告を受けている。ツアーでは「勝負がかかった試合では彼女と回りたくない」と漏らす選手も少なくない。初日から飛び出したい鈴木にとっては、やりにくい相手だ。
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