賞金女王争う渋野と鈴木愛 初日ペアリングで分かれた明暗
女王争いに影響しそうなペアリングだ。
28日開幕の女子プロ最終戦「ツアーチャンピオンシップ・リコーカップ」(宮崎・宮崎CC=6535ヤード・パー72)の初日の組み合わせが発表された。ペアリングは例年通り前週までの賞金ランク順。2人1組のツーサムで全16組が1番からスタートする。賞金ランク1位の鈴木愛(25)は、同2位でディフェンディングチャンピオンの申ジエ(31)と最終組。1つ前の組は同3位の渋野日向子(21)と同4位のイ・ミニョン(27)の2人がプレーする。
予想された組み合わせではあるが、賞金女王を狙う日本勢2人にとっては「明暗」が分かれたと言えそうだ。
渋野はツアー2勝目を挙げた7月の資生堂アネッサレディス最終日は2位発進だった。首位のミニョンに残り4ホールで4打差つけられ、万事休すだった。ところが15番で15メートルの長いスネークラインのバーディーパットを決めると、ミニョンはこのホールで3オン3パットのダブルボギー。渋野は17番で追いつき、プレーオフに突入。1ホール目に逆転優勝を決めて倒した相手だけに嫌なイメージはないだろう。