Jリーグが恐れるDAZN放映権70%達成問題…今なお再開白紙
15日のJリーグ臨時理事会後、村井チェアマンがビデオ会議システムを通してメディア向けの記者会見を実施。「Jリーグ再開の日程は白紙のまま」「(放映権を持っている)DAZNとの関係性は緊密」などとコメントした。
最大の焦点<Jリーグの再開見込み>については、3日に4度目の延期を決定した際にアナウンスした「白紙撤回に変わりはない」と明言を避けた。現在は6月再開、7月再開、8月再開の3パターンの日程をシミュレートしながらJリーグ内で協議しているという。
「今シーズンが成立するのは全体の試合数の75%が消化された場合。Jリーグは75%を常に念頭に置き、今年中にシーズンを終わらせるには週2回の試合日程をどのくらい挟み込めば終了させられるのか、などを考慮しながら策を練っている。でも、75%以上に頭を悩ませているのは70%問題なのです」と某放送関係者が続ける。
「DAZNと2017年シーズンから10年・総額2100億円の放映権料の契約を結んだJリーグだが、総試合数の70%以上を放映できないと<放映権料を大幅に減額させられる>ともっぱら。Jリーグの命綱であるDAZNとの放映権料は、是が非でも死守しないといけない。どうやったら70%以上をクリアできるのか、これが最大の懸案事項となっているのです」
このままでいけば「無観客でいいから試合を強行するしかない」とは某サッカー関係者だが。