元小結・阿炎も一般女性と 角界で“政略結婚”なぜ減った?
「現役親方でも、師匠の娘と結婚したのは佐渡ケ嶽(元幕内琴ノ若)と追手風(元前頭大翔山)くらいじゃないかな。師匠が義理の親父になると、部屋の経営が家族関係に影響するから厄介なんだ。立浪(元小結旭豊)もそれで先代と揉め、結婚していた先代の娘と破局になった。貴闘力も賭博発覚で協会を解雇された後、大鵬さんの娘と離婚。そうした例があるから、今は『力士にウチの娘はやらん』という親方が少なくない」
タニマチ絡みはどうなのか。
「今はタニマチといっても、企業はサラリーマン社長が増えたからね。創業者のように自由にお金を使えないし、部屋への支援も昔ほど豪快ではない。『我が社を挙げてバックアップしてやろう』なんて時代ではない。タニマチの紹介といっても、今の力士はそうした露骨な紐付き、打算絡みは嫌がる」(前出の親方)
恋愛結婚が増えるのも当然というわけだ。