著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

遠藤航が決意「いつかは遠藤=ヤットさんから航になる」

公開日: 更新日:

遠藤航(シュツットガルト MF・27歳)

「僕は守備的な選手というイメージがあるかもしれないけど、攻撃の部分も積極的に関わっていけるようにしたい」

 森保日本の約1年ぶりの代表2連戦に向け、遠藤航は新たな意欲を示した。今季初挑戦のドイツ1部でも持ち前の守備力はもちろん、攻めの起点として活躍中だ。9日のカメルーン戦は温存され、13日のコートジボワール戦はレガネスMF柴崎岳とのコンビ結成に期待が集まる。

「ブンデス1部でボランチとして余裕が出てきた。落ち着いて周りを見て状況判断できるようになったのが大きい」

 そう自信を見せる遠藤が、ピッチ上で目覚ましい進化を示した。9月26日のマインツ戦だ。

 クラブの今季初勝利となった一戦で彼は2得点をお膳立て。パスセンスに磨きがかかったのは間違いない。今後の代表では、柴崎が守備のサポートに回り、遠藤がメインの司令塔役を担うことも十分に考えられる。

 欧州5大リーグで存在感を増す遠藤だが、一足飛びにここまで来たわけではない。17歳で反町康治監督(現JFA技術委員長)率いる湘南でJデビューし、年代別代表でも飛び級招集される存在だったが、U―19代表では2度続けてアジアで敗退。2015年夏にA代表に初招集されたが、なかなか定着はかなわなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も