巨人パーラのクビはドラフト次第 右膝痛で今季絶望→帰国
「サメ男」が今季絶望となった。
巨人は14日、来日1年目のパーラ(33)が、右膝の治療のため、米国に帰国すると発表した。8月16日に右膝痛を訴えて二軍落ち。その後は登録と抹消を繰り返していた。今月8日に一軍に登録されたが、3試合で11打数2安打。なかなか痛みが引かず、今回の決断に至ったようだ。
「100%の状態でプレーできるよう、治療に専念します。また戦力として復帰し、日本のファンの皆さんに全力プレーをお見せしたい」
本人はそうコメントしたが、さるチーム関係者がこう言う。
「状態が一進一退で、原監督は扱いに困っていました。先日も、『やっぱり膝が痛いって。痛くてもできるって言うんだけど、痛いと言う選手を使ったことは一度もないんだよ。選手には将来があるんだから』と呆れ口調でしたから。果たして来年があるかどうか……」
昨年は米ナショナルズでワールドシリーズ制覇を経験。メジャー通算1312安打の安打製造機という触れ込みで加入した。先発投手のサンチェスと並ぶ今季の目玉補強だったが、47試合で打率・267、4本塁打、13打点。年俸1億6500万円に見合う働きはできなかった。