巨人戸郷の新人王に暗雲…本人以上に球団がガッカリのワケ

公開日: 更新日:

 巨人戸郷翔征(20)が5敗目(8勝)を喫した。

 11日の中日戦に先発。四、六回にいずれも高橋に適時打を浴び、6回4安打2失点だった。

「新人王」を争う広島のルーキー森下暢仁(23=明大)が10日のヤクルト戦で8勝目(3敗)を挙げていた。追い付かれた戸郷としては、再び引き離したい試合だったが、痛い1敗となり、「1点が重い展開だったので、もっと粘らなければいけなかった」と反省した。

 勝利数は並んでいるが防御率は戸郷が2・76、森下が2・28。投球回数は戸郷が84回3分の2で規定に届いておらず、森下は98回3分の2でクリアしている。奪三振数も戸郷は85、森下は104。主な成績は全てライバルが上回っている。

 巨人のタイトル争いは、13連勝中のエース菅野が主要部門総なめ、主砲・岡本はリーグトップタイの本塁打、同トップを走る打点の2冠の可能性がある。それより球団は、戸郷の新人王獲得にこだわっているそうだ。大塚球団副代表が「これからは育成に舵を切る」と公言している方針が強調できるからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    六代目山口組・高山若頭の相談役人事の裏側を読む

  2. 2

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  3. 3

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  1. 6

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード

  2. 7

    “路チュー報道”STARTO福田淳社長がフジ新取締役候補というブラックジョーク…堂本光一も痛烈批判

  3. 8

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 160キロ封印で苦肉の「ごまかし投球」…球速と制球は両立できず

  5. 10

    ダウンタウン浜田雅功“復帰胎動”でまたも「別人疑惑」噴出か…中居正広氏「病後復帰」では陰謀論がワンサカ