【特別版】オランダ遠征直前辞退 DF長友佑都が期するもの
ガラタサライでテリム監督から絶大な信頼を寄せられ、フル稼働していたうちは、代表における彼の立場が不安視されることはなかった。けれども、今年1月にイタリア移籍話が立ち消えになった辺りから状況は一変した。長友はクラブの外国人枠から外れ、試合出場不可能となったのだ。
仮に今年3月、6月の2022年カタールW杯アジア2次予選が通常通りに行われていたら、長友が代表でどう扱われていたのか、分からなかった。しかし新型コロナの感染が急拡大し、代表活動も休止。長友は自宅で筋トレやヨガなど肉体強化に勤しんだ。空白期間が、むしろ彼にはプラスに働いたのかもしれない。
そして8月末にマルセイユ移籍が決定。酒井宏樹と同僚になった。これは代表での意思疎通、連係面を考えても朗報と言うしかなく、このニュースに誰よりも喜んだのが森保代表監督である。
「フランスを代表するようなチームの両SBを日本人がプレーするのは日本代表の戦力強化という部分でも喜ばしいこと」とコメント。彼らとの再会を待ちわびていた。
■予期せぬ体調不良