日本代表“三銃士”とは呼べず…南野・久保・堂安の現在地
日本代表のオランダ遠征のカメルーン戦、コートジボワール戦をテレビで見て我が意を強くした。メディアでよく扱われるリバプールMF南野(25)、ビリャレアルMF久保(19)、ビーレフェルトMF堂安(22)の3人は、本当に森保日本を背負って立つ<三銃士>と言えるのだろうか?
少なくともオランダでは<森保日本の主軸>ではなかった。南野と久保は先発だろうが途中からの出場だろうが、何のインパクトも残せなかった。南野は王者リバプールに所属している<だけ>でしかなく、久保はバルサ育ち―レアル所属の19歳でメディアの寵児だが、持ち味のドリブル突破はアフリカの強豪相手に通用しなかった。自分の能力をどうすれば生かせるか、シビアな現実を見つめながら試行錯誤すべきだろう。
堂安は、週末のリーグ戦で王者バイエルンと戦い、0―4で迎えた後半13分にゴール右から強烈な右足シュートを決めてみせた。まずはドイツでの初ゴール。しかも筆者が1980年代にヘッドコーチを務めた<心のクラブ>ビーレフェルトの一員として、である。大きな拍手を送りたい。