南野拓の決勝Gは幻に 無駄走りと連係ミスも目立ち前途多難
欧州CLでミジュランド(デンマーク)と対戦したイングランドのリバプール(日本時間10日午前2時55分開始)。フル出場した日本代表MF南野拓実は、試合終盤のゴールがVAR判定で取り消される不運に泣かされた。
リバプールは4DF―3MF―3FWの布陣をとり、南野は右MFに入った。序盤から豊富な運動量で奮闘するが、攻撃面で決定的な局面をつくり出せない。90分の走行距離数は、19歳の僚友MFクラークソンの11・69キロに次ぐ11・65キロ。全出場選手の中で2位という数字を叩き出し、労を惜しまぬ献身性は評価されても、やたらと<無駄走り>が多く、味方との連係ミスも目に付いた。
1―1で迎えた終了間際。右からのクロスをFWマネが頭で落とし、好反応した南野が右足でゴール! ところがVARによって<マネの腕にボールが当たった>と判定され、南野の決勝ゴールは幻となってしまった。
試合はそのまま引き分け。運にも見放された南野の前途は多難である。
フランス・マルセイユ所属の酒井宏樹、長友佑都の日本代表SBコンビが同午前5時開始のマンチェスター・シティー(イングランド)戦にフル出場したが、試合は0―3の完敗に終わった。