マスターズ開幕ローズが首位 グリーンJまで遥かなる道のり
【マスターズ】第1日
午後組のジャスティン・ローズ(40=英国)が、マスターズ自己ベストの65で回り2位に4打差をつけて7アンダー単独首位に躍り出た。
前半は1番、7番でボギーを叩き2オーバーと苦労した。ところが8番パー5のイーグルでバウンスバックを決めると、怒涛の猛攻を見せた。
多くの選手が硬く乾いたグリーンのライン読みに苦しんだ9番は2打目をピンそば1・2メートルにつけてバーディーを奪うと、10番は長い7・5メートルのバーディーパットを放り込んだ。
その後もショットがピンに絡み、アーメンコーナーの12番、13番で連続バーディー。さらに15番からの3連続バーディーと勢いが止まらなかった。
ローズは16回出場してトップ10が5回。21歳のJ・スピースが完全優勝を遂げた2015年大会は4打差2位。17年大会はS・ガルシアとのプレーオフに敗れて2位と、グリーンジャケットにはまだ手が届いていない。
米ツアー10勝の実力者は欧州ツアーも掛け持ちで世界中を飛び回り、メジャーは13年全米オープンを制し、16年リオ五輪では金メダルも獲得している。
初日の好スコアに満足して守りに入ったら、メジャーでは勝てないことを十分に承知しているはずだ。