原英莉花またも米メジャー予選落ち…師匠そっくり“内弁慶”
【ANAインスピレーション】第2日
師匠譲りと決めつけるのは早いだろう。
初日78。6オーバー、最下位(116位)の原英莉花(22)。爆発が期待された2日目も75。通算9オーバー113位タイで決勝ラウンドへ進めなかった。
海外メジャー初戦だった昨年12月の全米女子オープンも初日は12オーバーとボロボロ。2日目も盛り返せずに通算19オーバー(152位)。予選を通過できなかった。
昨年は国内メジャー2連勝。173センチの長身でルックスもよく、ファンが激増したが、コースが難しい海外メジャーではまったく歯が立たなかった。
尾崎将司の指導を受ける原は、師匠譲りのドライバー飛距離が持ち味だ。来季の米女子ツアー参戦を目標とし、出場権を懸けた最終予選会(12月予定のQスクール)に挑戦するという。海外メジャーでは芝の違いや硬いグリーンにも戸惑い、得意のドライバーはバラつき、アプローチの未熟さも露呈した。早く米女子ツアーで揉まれた方がいい。
そういえば師匠の尾崎は賞金王12回、国内94勝。全盛期は国内で敵なしだったが、マスターズや全米オープンなど海外メジャーでは予選落ちを繰り返し、「お山の大将」と揶揄された。世界に羽ばたこうと思う原は、そんなところは似なくていい。