有原が中指打撲でIL入り 大谷はサイ・ヤング賞右腕を攻略
日本人ルーキー右腕が早くも離脱した。
レンジャーズは10日、有原航平(28)を右手中指打撲のため10日間の負傷者リスト(IL)に入れたと発表した。
日本ハムから移籍した有原は今季ここまで7試合に先発して2勝3敗、防御率6.59。5月上旬には右手中指にできたタコを治療するため、登板予定だった6日のツインズ戦を回避。注射を打つなどの処置を行い、9日のマリナーズ戦で復帰したが4回途中5失点でKО。3試合連続で5失点以上を喫して早い回で降板していた。
開幕前はエース右腕ギブソンに次ぐローテの2番手と位置付けられたが期待外れ。ウッドワード監督は「本来の制球(12四球)が見られないのは舞台がメジャーだからではない。何か異変が起きている」と説明し、実力不足ではないと強調した。
■大谷 サイ・ヤング賞右腕攻略
二刀流が好調な打撃をキープしている。
日本時間10日のドジャース戦は「2番・DH」でスタメン出場し、3打数1安打1得点。相手先発で昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞に選ばれたトレバー・バウアー(前レッズ)から一回の第1打席で遊撃への内野安打。1点を追う三回にはカウント3―1から四球を選んで出塁。4番ウォルシュの適時二塁打で逆転のホームを踏んだ。
相手のエース級右腕を攻略した大谷は4試合連続安打とした。
チームは2―1でド軍を下し、昨季のワールドチャンピオンとの3連戦を2勝1敗と勝ち越した。