問われる大谷“リアル二刀流” 両リーグ覇者との対戦は試練
今季、投打の二刀流として復調著しいエンゼルス・大谷翔平(26)にとって、シーズン序盤のヤマ場となりそうだ。
次回登板は日本時間5月4日のレイズ戦に決定。中5日のローテなら同10日のドジャース戦のマウンドに上がる(いずれも本拠地アナハイム)。昨季のア、ナ両リーグのチャンピオンチームを相手にDH制を解除してリアル二刀流で臨めば、投打とも苦戦しかねない。
相手の先発はレイズ・グラスノー(27=今季6試合で3勝1敗、防御率1.67)、ドジャース・ビューラー(26=同5試合で1勝0敗、防御率3.16)の両右腕。大谷同様、いずれも直球の最速が160キロ超の本格派で、米主要メディアによる開幕前の予想では、ともに両リーグのサイ・ヤング賞候補に挙げられた。
特にグラスノーは昨季までの直球と2種類のカーブに加え、新たにスライダーを織り交ぜて昨季まで比較的、苦手にしていた左打者を抑えている(被打率.121)。加えて両チームとも打線は好調で、総得点はレイズ111(リーグ4位)、ドジャース126(同3位)。
大谷は昨季の両リーグ覇者を相手にリアル二刀流の真価を問われることになる。