荒木遼太郎は久保建英に追い付け追い越せで一気にスターダムにのし上がってほしい
荒木遼太郎(鹿島/19歳)
「世界の選手とあんまり戦ったことがないけど、日本の選手よりスピードやフィジカルがある。そこに負けないフィジカルや体作りをして、アイディアを身に着けたい」
1月17日から始動した日本代表合宿。初参戦した19歳の荒木遼太郎(鹿島)は2021年Jリーグベストヤングプレーヤー賞の肩書を引っ提げ、新風を吹かせる覚悟だ。2024年パリ五輪世代のエースと目される男は、東福岡高校の先輩・長友佑都(FC東京)のようにW杯の大舞台に立てるのか。期待は高まる一方だ。
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29日に20歳の誕生日を迎える荒木は熊本県出身。ロアッソ熊本ジュニアユースから名門・東福岡へ進学。2020年に鹿島でプロキャリアをスタートさせた。当時のザーゴ監督に高く評価され、同年J1開幕の広島戦でリーグ戦デビュー。鹿島の高卒新人での開幕戦出場は、元日本代表DF内田篤人(JFAロールモデルコーチ)以来の快挙だった。
そこからコンスタントに出場機会を重ね、ルーキーイヤーは26試合2得点。この実績が認められ、プロ2年目の昨季は柳沢敦(鹿島ユース監督)や興梠慎三(札幌)ら日本代表経験者が背負った背番号13を託された。