全米女子OPの優勝賞金が2億円超え! CM嫌ったUSGAが方針転換したワケ

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 LPGAツアーはすでに開幕したが、今季は優勝賞金が初めて2億円を超える大会があり、注目を集めている。全米ゴルフ協会(USGA)が主催するメジャーの全米女子オープンだ。

 6月2日からノースカロライナ州パインニードルズ・ロッジ&GCで開催される大会は、賞金総額1000万ドル(約11億4000万円)、優勝賞金180万ドル(約2億520万円)になる。

 昨年は賞金総額550万ドルだから、ほぼ倍増。昨年勝った笹生優花が手にした賞金は100万ドルだった。さらにUSGAは今後5年間で、賞金総額1200万ドル、優勝216万ドルに引き上げるという。大会資金が潤沢になった背景には、初めて導入するメインスポンサーの存在が大きい。

■CM嫌ったUSGAが方針転換

 米国大手のヘルスケア「プロメディカ・ヘルスシステム社」が大会スポンサーになる。かたくなにコマーシャリズムを嫌っていたUSGAにとって画期的なことだ。

 これまでも協賛企業にコーポレートテントや観客席を提供しているが、スポンサー名は非常に小さく目立たないもので、LPGAツアーのように企業名の入った大きな看板は皆無。テレビ中継に映るのはプレーヤーとキャディーくらいだった。

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