全米女子OPの優勝賞金が2億円超え! CM嫌ったUSGAが方針転換したワケ

公開日: 更新日:

 USGAはNBCから男女の全米オープン、全米シニア、全米アマの4大会をセットにして年間9300万ドルともいわれる放映権料を得ている。

 そのために全米女子オープンの賞金も男子大会(昨年の優勝賞金はジョン・ラームの225万ドル)と同額にすべきだという批判があった。

 テニスの全米オープンは1973年から賞金が男女平等で、4大大会は2007年からすべて同じになった。ちなみに一昨年の大坂なおみの優勝賞金は300万ドルとゴルフを大きく上回る。

 視聴率では男子大会の方が高く、女子大会は低い。さらにUSGAは他のメジャーとのバランスを考えると、全米女子オープンだけ賞金を突出させるわけにはいかないというスタンスだった。

 しかし、昨年の全米女子オープン視聴率は前年比62%もアップし、今回の賞金額の大幅増により、女子プロの注目度が高まるとソロバンをはじいているようだ。

(ゴルフライター・吉川英三郎)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…