FW上田綺世とDF伊藤洋輝を生かすも殺すも森保監督次第…問われる若手起用のタイミング
「浅野、古橋、前田はスピードが最大の武器のストライカー。上田は相手ゴール前でポストプレーをこなし、ボールを受けてDFをかわしてシュートに持ち込んだり、ミドルレンジからシュートを放ったり、ここ2試合に出場したFW3選手とはタイプが違う。万能型FWとして上田が潜在能力を発揮すれば、森保ジャパンのチーム力アップになります」(六川氏)
もう一人はパラグアイ戦で代表デビューを飾りながら、ブラジル戦ではベンチウオーマーだったDF伊藤洋輝(23=シュツットガルト)だ。前出の六川氏がこう言う。
「身長186センチ・体重78キロの恵まれたフィジカルに左利きという希少性もある。さらにパラグアイ戦での<左SBで先発→後半から左CB>とユーティリティーさも兼ね備えており、ドイツで成長した姿を十二分にアピールした。伊藤が代表でのプレー時間を増やすことは、代表守備陣の底上げに直結するでしょう」
伊藤はこの日のオンライン取材で「カタールW杯メンバーの一員になりたい」とコメント。森保監督は公式会見でガーナ戦でのメンバー変更を示唆した。さて上田と伊藤、果たして出番は巡ってくるか──。