堂安律は代表復帰も前途多難…「現時点ではW杯メンバーには入れない」と手厳しい評価

公開日: 更新日:

 2日からパラグアイ、ブラジルなどとの4連戦を控えている森保ジャパン。31日のオンライン取材に、代表復帰を果たしたオランダ1部PSVのMF堂安律(23)が登場。W杯アジア最終予選の3月ラウンド2試合に招集外となって「もちろん悔しかった」と本音を吐露。続けて「落選したことで今の自分がいる。感謝している。自分のプレーに集中し、小さい頃からの夢であるW杯にたどり着きたい」と殊勝なコメントを残した。

 森保ジャパン発足時には「背番号10」を与えられ、東京五輪では主軸としてプレー。しかし、代表では結果を残せなかった。それでも代表落選後の欧州シーズン終盤にゴールを量産。公式戦通算11得点で意地を見せた格好だが、森保監督は堂安をW杯本大会で起用するつもりはあるのか?

「現時点でW杯メンバー入りは厳しい」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が続ける。 

「主戦場の右サイドアタッカーには伊東純也という絶対的なレギュラーがおり、ストロングポイントを有しているライバルも多い。久保は左右両サイドとトップ下でもプレーでき、俊足FWの浅野と前田も左右両サイドで持ち味を発揮できる。左右両サイドとボランチもこなせる原口も控えている。堂安のセールスポイントは<右サイドから鋭くカットインして利き足の左足でシュートに持ち込む>プレーだが、どうしてもプレーがワンパターンとなり、相手に読まれて封じ込まれる場面も多い。縦に抜けるプレーを織り交ぜるなど工夫しないとW杯メンバー23人には入れないでしょう」

 久しぶりの代表復帰も前途多難──。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  2. 2

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  3. 3

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    【萩原健一】ショーケンが見つめたライバル=沢田研二の「すごみ」

  1. 6

    中居正広氏の「性暴力」背景に旧ジャニーズとフジのズブズブ関係…“中絶スキャンダル封殺”で生まれた大いなる傲慢心

  2. 7

    木村拓哉の"身長サバ読み疑惑"が今春再燃した背景 すべての発端は故・メリー喜多川副社長の思いつき

  3. 8

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  4. 9

    【独自】「もし断っていなければ献上されていた」発言で注目のアイドリング!!!元メンバーが語る 被害後すぐ警察に行ける人は少数である理由

  5. 10

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード