稲見萌寧もスイング改造中 見据えるのは「海外メジャー」と「パリ五輪」の2大ビッグタイトル
「闘争心に火がついた」ともっぱらだ。
7日開幕の富士フイルム・スタジオアリス女子オープン(兵庫・花屋敷GC=6435ヤード・パー72)に出場する稲見萌寧(23)は現在、スイング改造の真っ最中だ。今季は開幕から5試合を戦い2位と3位はあるが、前週は21年7月以来となる予選落ち。しかもレギュラーツアーでは自己最悪の104位。優勝を争うのは難しい状態という。
2020-21年シーズンは9勝を挙げ、賞金女王になった稲見が「一から全部変えた」というほど大きな変化を求めたのは、持病の腰痛を抑えて腰への負担を軽くするためだが、スイング改造の目的はそれだけではない。
稲見は国内で30勝を挙げ、永久シードを獲得するのが最大の目標だ。これまでは海外メジャー挑戦には消極的で、昨年は出場権があった全米女子オープンや全英女子にも出なかった。
■絶対に出たい
今年は「機会があれば出たい」と前向きで、来年のパリ五輪も「絶対に出たい」と代表入りにも意欲を見せる。