女子プロは難コースで戦ってこそ腕があがる ヤマハレディースは穴井詩がPO制しドタバタV
【ヤマハレディース】最終日
穴井詩(35)とささきしょうこ(26)が通算9アンダーで並んだヤマハレディース最終日(静岡・葛城GC・山名C)6480ヤード、パー72)。18番(498ヤード・パー5)で行われたプレーオフ1ホール目。ドライバーを手に持ち「マン振り」した穴井の第1打は右へ大きく曲げ、テレビ中継のカメラ塔を直撃。これが運よくフェアウエーに出てきて、第2打をピンまで残り79ヤードのフェアウエーに運び、そこからピン左手前3メートルへ運んだ。
一方のささきも、フェアウエーからの第2打をグリーン右手前のバンカーへ入れて、第3打はグリーンに乗せただけ。5メートルのバーディーパットはカップの淵で止まった。
穴井のパットも外れてプレーオフは2ホール目に突入。2人とも第2打をバンカーに入れ、第3打を2メートル以内のバーディーチャンスにつけると、穴井が1.3メートルのパットを沈めてドタバタ劇は終幕。4年ぶり、通算4勝目をあげた穴井は「まだちょっと夢みたいなんですけど、本当にうれしいです。無駄な時間は一つもなかったと思うので、かかるべくしてかかったのかな」と喜んだ。