(2)人生には「まさか」がつきものだが…
私は、なぜか笑いが洩れた。
犯人は、凶器のパターから血痕や指紋を拭い去ると、売店入り口に立てかけ、その場から消えた。
これが事件の顛末である。まさか大野も、トイレの中で死ぬとは、夢にも想像していなかったことだろう。
人生には「まさか」がつきものだが、これ…
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