欧州女子ツアーは“女性版LIVゴルフ”の下地づくり? 人気プロにジワジワ広がるオイルマネーの誘惑
19日に米フロリダ州のトランプ国際ウエストパームビーチで欧州女子ツアー「アラムコ・チームシリーズ」(年5大会)が開幕し、多くのゴルフ関係者が注目している。
同ツアーにとって今季米国開催はこの1試合だけで、大会は女子プロ3人とアマチュア1人の4人がチームをつくり、36チームが出場して団体戦と個人戦が3日間にわたって行われる。
そして3日間・54ホール大会といえば、サウジアラビア政府系ファンドがバックについた男子プロの新ツアー「LIVゴルフ」のフォーマットによく似ている。
それもそのはずで、今週の女子大会にもサウジ国有石油会社のアラムコが賞金総額100万ドル(約1億3500万円)のビッグマネーを提供している。同社トップはLIVゴルフの要職を兼ねており、女子大会にもサウジのパブリック・インベストメント・ファンドが冠スポンサーになっているからだ。
なによりも先月、LIVゴルフCEOのグレッグ・ノーマンが、「LIVゴルフの女性版を計画している」という発言が飛び出て、すでに波紋が広がっていた。