宮本勝昌がシニア年齢になっても第一線でプレーできる秘訣
また技でもスイングの切れが悪くなります。ボールを曲げたい、高い球を打ちたい、アプローチの小技も頭の中では理解できてもイメージ通りできなくなります。
そして体も同じです。長くプレーした疲労の蓄積から首、手首、腰を痛めたら思い切ってクラブを振ることができない。さらに視力が衰え、感性が鈍ってくれば必然とトーナメントから遠ざかることになります。
■オーソドックスなスイングは長持ちする
そんな不安をクリアするために、シニアプロは日ごろから自分に厳しく接しています。体を十分にケアし、妥協することなく体づくりを劣らない。
いくつになっても「動く」「振れる」「体力をつける」トレーニングを欠かさないのです。突き詰めると、「これでもう十分」と譲歩しないこと。
最後まであきらめずに全力を出し続けることでしょう。ヘッドスピードが落ちてボールが飛ばなくなれば、今ではギアを替えることで対応できます。
プロも20代のころは怖いものナシのイケイケゴルフですが、30代を境目に10年おきに壁がやってくる感じです。