著者のコラム一覧
武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

箱根駅伝「山の神」の時代はもう終わり 勝負のポイントが再び平地へ戻ってきた

公開日: 更新日:

 全体のレベルアップに加え、中央学院大・川崎勇二監督は厚底シューズを挙げ、もはや山の時代ではないと分析する。

「厚底効果は山で顕著。勝負のポイントは平地に戻ってます」

 昔はずぬけた選手が限られ、平地で最も長い2区がエース区間とされた。その後、順大・今井正人、東洋大・柏原竜二、青学大・神野大地ら“山の神”が登場し、5区を軸にした流れに変わっていた。

「“山の神”と言っても、彼らは強豪校の2区も走るエースですよ。いまの5区は、ウチの選手でも十分勝負できている。山で差はつかなくなった」

 2、3区のエース争いが再び焦点になり、かつての順大・駒大対決のように復路勝負に戻る流れがある。2年連続3冠をかけた駒大、それを追う青学大、中大、国学院大に留学生はいない。各校、最後の追い込みに余念がないが、節目にふさわしい激しいレースになるだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 4

    広末涼子は免許証不所持で事故?→看護師暴行で芸能活動自粛…そのときW不倫騒動の鳥羽周作氏は

  5. 5

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  1. 6

    【い】井上忠夫(いのうえ・ただお)

  2. 7

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  3. 8

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  4. 9

    大阪万博は開幕直前でも課題山積なのに危機感ゼロ!「赤字は心配ない」豪語に漂う超楽観主義

  5. 10

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育