元横綱・白鵬の凄まじい嫌われっぷり…理事長どころか理事すら絶望的の自業自得

公開日: 更新日:

 白鵬は多方面に声をかけたが、なしのつぶて。一門の名を冠する「高砂」を継承した高砂親方(42=元関脇朝赤龍)は、いまさら他の一門に票を回す義理はないし、デカい顔をする後輩に唯々諾々と従う理由もない。他にも藤島部屋付きの錦島親方(42=元幕内翔天狼)にも援助を求めたという。

「翔天狼は現役晩年にがんを患い、闘病生活を続けていた。その面倒を見たのが藤島親方(元大関武双山)です。翔天狼は白鵬と入門は同期だが、大恩ある師匠を裏切れないと、誘いを断ったと聞いている」(角界OB)

 白鵬への投票を約束する親方はいたものの、自身と弟子の間垣親方(元幕内石浦)の2票と合わせても3、4票では話にならない。

 つまり、身内の説得で理事選出馬を取り下げたというよりは、そもそも出馬したところで勝ち目はなかったのである。

 ちなみに相撲協会の理事は、必ずしも師匠である必要はない。だからこそ、白鵬は「師匠失格」でもいまだ理事長の椅子を諦めていないようなのだが、現役時代からのやりたい放題のツケが回り、いまや同郷の「身内」からも鼻つまみ者。玉垣親方が「(暴力問題が)再発したら私もクビ」と話すように、下手に関わったらとばっちりを受けかねない。「白鵬は過去には金銭トラブルもあり、まだ表沙汰になっていないゴタゴタも抱えている。導火線に火が付く寸前の爆弾みたいなものです」とは前出のOBだ。

 現役時代には平成の大横綱ともてはやされた白鵬は、もはや落日。理事長就任の野望はおろか、理事になることさえ困難を極めそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 3

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    茨城県知事の異常な県政を朝日も毎日も報じない不思議…職員13人が自殺?重大事件じゃないか!

  1. 6

    立憲民主党の凋落は自民党以上に深刻…参院選改選組が国民民主党に露骨なスリ寄り

  2. 7

    小芝風花&松坂桃李は勝ち組、清野菜名は貧乏クジ…今期ドラマ「トップコート」所属俳優の泣き笑い

  3. 8

    阿部寛「滑舌問題」はクリアできそうだが…新日曜劇場『キャスター』で国民的俳優が試される“唯一の心配事”

  4. 9

    浜田雅功の休養の裏で着々と進む松本人志との"今夏ダウンダウン完全復帰計画"…プラットフォームに本腰

  5. 10

    誰トク?広がる地方私大の公立化…見送られた千葉科学大は「加計学園」が運営撤退も大学存続