マラソン
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東京マラソン追随か 新型肺炎拡大でスポーツ界がピリピリ
3月1日に開催される東京マラソンで一般参加者の出走が中止になったことを、17日、主催の東京マラソン財団が発表した。 ■返金なしの“ボッタクリ” 原因は世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。国内でも毎日のように新たな感...
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設楽vs大迫3.1東マラ対決 “五輪代表辞退”で勃発する大事件
前代未聞の大事件が起きるか。 前マラソン日本記録保持者の設楽悠太(28)が16日、最終調整として熊本市内で開催された熊日30キロロードレースに出場し、1時間29分47秒で優勝した。 「タイムを見たらまだ遅いが、全力を出...
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実業団連合は払い損…ナイキ厚底旋風で“1億円効果”に疑問符
世界との差は広がっているのではないか。 米スポーツ用品大手のナイキは5日(日本時間6日)、マラソン、駅伝で好記録を立て続けに出している厚底シューズの新モデル「エアズームアルファフライネクスト%」を29日から販売すると発表した...
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東京マラソンの非情…中国在住者の欠場には参加料返金せず
良識が問われる。 3月1日開催の東京マラソンの主催者は6日、感染が拡大している新型コロナウイルスの対応策として、出場資格を持ちながら今年の大会に参加できなかった中国在住者には、国籍を問わずに来年の出場権を与えると発表した。 ...
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履けば好記録という打ち出の小槌…厚底ナイキの故障リスク
最大のメリットが体をむしばむことになるかもしれない。 ■日本新記録の小椋も警告 2日の香川・丸亀国際ハーフマラソンで日本新の1時間0分0秒で2位に入った小椋裕介(26)は、レースで今話題のナイキの厚底シューズを履いてい...
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青学大・吉田が3位に 駅伝ランナーがマラソン走る相乗効果
実業団任せでは変わらない。 別府大分毎日マラソンで、1月の箱根駅伝(4区=区間新)を走った青学大(4年)の吉田祐也が2時間8分30秒で日本人トップの3位となった。この記録は、2003年に中大の藤原正和(現監督)がびわ湖毎日で...
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東京五輪は厚底OK?マラソンの魅力を台無しにする記録偏重
本当にこれでいいのか。 陸上の長距離選手の記録を伸ばすと話題になっているナイキ社の厚底シューズの規制問題について、英ガーディアン紙(電子版)は29日、世界陸連が東京五輪終了後までは禁止しない見通しであると報じた。同紙によれば...
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さいたま国際は消滅…マラソン大会が生き残るための3条件
“世界初”だという。 日本陸連は27日、五輪や世界選手権の女子代表選考会のひとつだった「さいたま国際マラソン」について、今年の開催を見送ると発表した。陸連の横川浩会長は「3度のコース変更など努力を重ねてきたが、国内外の有力選...
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東京マラソン参戦 設楽の“辞退発言”で視聴率も過去最高?
おもしろいレースになりそうだ。 東京五輪マラソン代表の最後の1枠を争うMGCファイナルのひとつである東京マラソン(3月1日)。同財団は28日に招待選手を発表し、大迫傑(28)に設楽悠太(28)、井上大仁(27)が参戦すること...
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設定記録突破の松田とMGC3位の小原 五輪で勝てるのは?
「現在の日本はマラソンの三流国です。世界で1、2位を争うわけでもないので誰が選ばれても関心は低いですね」 松田瑞生(24)が2時間21分47秒で優勝した印象を聞くと、陸上ジャーナリストの菅原勲氏は淡々と言った。 東京五...
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さいたま国際女子マラソンを消滅させた実業団の“駅伝重視”
近代女子マラソン「第1号」のDNAが消える。 五輪や世界陸上など女子代表選考会のひとつだったさいたま国際マラソンが、12月に予定していた第6回大会開催を見送ることになった。 この一報に落胆したのが、元陸連専務理事の帖...
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ハーフM日本新の新谷仁美「トラックよりマラソンを」の声
「できれば選手として出てほしかった」 そう思っている人は少なくないはずだ。 19日のアラムコ・ヒューストンハーフマラソンで1時間6分38秒の日本新記録で優勝した新谷仁美(31)。これまでの記録は福士加代子(37)が20...
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厚底ナイキで状況一変 実業団連合は褒賞金1億円払えるのか
今季の駅伝大会で記録ラッシュを生んでいる厚底シューズ。ソール内のカーボンファイバープレートが「不公平な補助」とされ、世界陸連が規制に乗り出す構えを見せているが、東京五輪マラソン代表の最後の切符を狙う選手にとっては、残り2つの選考レー...
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不透明な陸上界の一新はマラソン選手会の旗揚げしかない
今年の箱根駅伝は未曽有の記録ラッシュになった。10区間の7区間で計13人が区間記録を更新。シードを獲得した10校すべてが総合で11時間を切った。初めて11時間を切ったのは26年前の山梨学院大(10時間59分13秒)。それ以降、複数校...
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五輪種目にない駅伝が毎週あちこちで…マラソン強化と矛盾
東京五輪の開幕まで6カ月余りだが、五輪の種目にない駅伝大会が毎週のように全国のあちこちで行われている。主なものだけでも目白押し。12日も全国女子駅伝が京都で開催される。 現在残る最古の駅伝は東京箱根間往復大学駅伝。この大会は...
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五輪マラソンコース決定の裏にあるIOCの打算・反発・思惑
やっと決着だ。 札幌開催となった東京オリンピックのマラソンコースが決まった。札幌市中心の大通公園を発着とし、北海道マラソンのコースをベースに約20キロを1周した後、約10キロを2周する変則ルート。20キロ2周を推す組織委員会...
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先達への敬意なし…マラソンの不振はケニアのせいじゃない
ロザ・モタが12月7日の奈良マラソンに来日した。1987年世界選手権、88年ソウル五輪の金メダリスト、かつての女子マラソンの女王だ。東京や大阪でも優勝し、パンチ佐藤がギャグに使ったほど知名度もあった。 10年ぶりの来日で、前...
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今度は周回数…東京五輪マラソンは札幌移転でもまだ大モメ
アテネの兵士が泣いている。 札幌に会場が移転した東京五輪のマラソンと競歩。日程とコースについて最終協議が行われるはずだった11月29日の第3回実務者会議(札幌市、北海道、組織委員会)が延期になった。主な理由は、マラソンコース...
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五輪マラソンの札幌移転 IOCが「高飛車」だった歴史的背景
東京オリンピックのマラソンコースが札幌に移った騒動で、何となくしらけてしまった。小池都知事をはじめ多くの人はその手続きにプリプリ怒り、“上から目線”だ“高飛車”だと苛立った。なぜ高飛車だったのか――。 ■陸上競技ではない ...
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コースも二転三転で選手困惑 IOC幹部は「マラソン無知」か
どうでもいいことなのかもしれない。 開幕の9カ月前になって札幌移転が決まった東京五輪のマラソンと競歩。未定だったマラソンのコースがぼんやりと見えてきた。 関係者の話では、大通公園を発着点とする周回コースとする案を軸に...
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森喜朗の正論にIOCが無理難題 やめたやめた!五輪返上!
「五輪最終日に北海道でマラソンを行えば、ドーピング検査があるため、選手は閉会式に間に合わない。マラソンの日程は前倒ししたい」 東京五輪大会組織委員会の森喜朗会長発言。 長いこと森喜朗の言動を観察してきたが、初めてじゃな...
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時代の流れに逆行…花形種目のマラソンが五輪から消える日
東京五輪のマラソン、競歩の札幌移転が正式に決まり、組織委員会はコース選定や日程調整に動いている。12月3日からIOC(国際オリンピック委員会)の理事会が始まる。それまでに発着点やコース案などを決めることになる。 マラソンコー...
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札幌移転 “負け犬の遠吠え”会見で露呈した陸連の空中分解
現場の責任者たちが舞台裏を語った。 日本陸連の強化委員会は5日、東京五輪のマラソン・競歩が札幌開催となったことを受けて初めて会見を開いた。 出席者は麻場一徳強化委員長、瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー、河...
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日本新狙う設楽の「五輪より1億円」に込めた怒りと本音
「五輪キップより1億円が欲しい」 男子マラソン前日本記録保持者・設楽悠太(27)の発言が陸上界に衝撃を与えた。3日に行われた東日本実業団対抗駅伝(埼玉)のレース後、「来年の東京マラソンに出ます。五輪キップより1億円の方が欲しい...
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五輪マラソン移転問題で危機回避した人物 札幌の黒幕説も
これで一件落着だ。 IOC(国際オリンピック委員会)と東京都、大会組織委員会、政府との会合で、2020年東京五輪のマラソン・競歩の札幌開催が、1日に決まった。IOCが先月16日、突如札幌開催案を発表してから約2週間、国内では...
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マラソン札幌移転の混乱は運営を託された日本陸連の落ち度
IOCが、東京オリンピックのマラソン・競歩を札幌で実施すると発表し大騒ぎになった。随分前にこのコラムで、東京の8月のマラソンは危ないと、代替地に河口湖、軽井沢を挙げたことがある。とにかく東京の真夏を走るのは無謀だという議論が欲しかっ...
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東京五輪崩壊 マラソン・競歩以外に変更すべき競技はある
マラソンと競歩で「終わり」なのか。 2020年東京五輪のマラソンと競歩の札幌開催について協議する国際オリンピック委員会(IOC)の調整委員会が30日から始まった。コーツ委員長は会議冒頭の挨拶で、「16日のIOC理事会でマラソ...
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リオ五輪マラソン金キプチョゲ 2時間切りに再挑戦の真意
「周到な準備」と言えそうだ。 男子マラソンで2時間1分39秒の世界記録を持つエリウド・キプチョゲ(34=ケニア)が今秋、2時間切りに再挑戦することが6日に発表された。前回、2017年にイタリア・モンツァのF1サーキットで挑戦し...
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メキシコ五輪代表選考大紛糾は采谷の急成長と高地対策が原因
1964年の、東京五輪のマラソン代表はすんなり決まったが、つづくメキシコ大会の代表選考は揉めに揉めた。 五輪前年、クレイトン(豪州)が「人類の壁」といわれた2時間10分(2時間9分36秒4)を切って優勝した国際マラソン(現福...
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陸上界戦後初メダルも自殺…円谷幸吉は“パワハラ”の犠牲者
東京五輪マラソン代表は今年9月15日のマラソングランドチャンピオンシップで2人が、あと1人は3大会で決まる。 前回の東京五輪代表も一発勝負だった。当時の主要大会は、朝日国際(現・福岡国際)と毎日マラソン(同・びわ湖毎日)しか...