マラソン
-
吉田祐也が福岡初優勝 青学万年補欠→パリのエース候補へ
6日の福岡国際マラソンで一般参加の吉田祐也(23・GMO)が、2時間7分5秒の好記録をマーク、2度目のマラソンで初優勝を飾った。 「30キロ以降が勝負と思っていた。絶対に優勝するという強い気持ちで走った。100%の力が出せた」...
-
先細り必至の「福岡国際マラソン」に元陸連幹部が緊急提言
「今年は話題性に乏しいですから……」 大会関係者がこう漏らしているのが、6日号砲の福岡国際マラソンだ。今年はコロナ禍の影響で規模を大幅に縮小。エントリーした選手は昨年の約500人から97人に激減し、海外招待選手も参加しない。2...
-
大阪女子マラほんまに開催? 吉村知事“鶴の一声”に警戒も
ほんまにできるんか? 日本陸連は、来年の大阪国際女子マラソンの開催を1月31日に決めたことを明らかにした。 コロナ禍でのレースになるので、参加人数(例年約500人)を絞り、参加条件(マラソンは昨年の3時間10分以内か...
-
無策の陸連 エリートマラソンを消滅させるべきではない
箱根の予選会が終わり、11月1日には伊勢路をめぐる全日本大学駅伝が行われる。年末恒例の福岡国際マラソン、ニューイヤー駅伝、箱根駅伝と無観客を呼び掛けて実施予定だ。「ファン待望の」だが、その前にロードレースについて考えた。 マ...
-
相次ぐ市民マラソン中止 経済より心配なランナーの精神面
今年の東京マラソンはコロナ禍の影響で、市民ランナー約3万8000人は不参加になった。来年3月7日予定の同大会は10月17日に延期され、市民ランナーを受け入れて通常規模の開催にする予定だ。しかしそれは、来夏の東京五輪同様、あくまで主催...
-
DeNA陸上部解散 実業団体制崩壊でプロ化の切磋琢磨は必然
瀬古利彦がエグゼクティブアドバイザー(EA)を務めるDeNA陸上部が解散した。箱根駅伝で活躍した東海大OBの鬼塚翔太、館沢亨次ら所属選手とは随時契約で活動を支援していくとのこと。陸上界では既に昨年、日清食品陸上部が同じような方針を取...
-
新谷仁美直撃<4>マラソンに挑戦する気はありますか?
日本実業団陸上競技連合は、東京五輪のマラソンで日の丸を揚げることを願い、マラソンの日本記録に1億円のボーナスを出す制度(今年3月終了)を設け、設楽悠太、大迫傑が手にして話題を呼んだ。プロランナーの新谷は、この制度をどう見ていたのか。...
-
箱根駅伝実現の秘策 東京外しと多摩川スタートで“密”解消
コロナの影響はまだ続きそうだ。10月11日に開催予定だった大学駅伝の第1弾、出雲全日本大学駅伝の中止が正式に決定。全日本大学駅伝(11月1日)、メインの箱根駅伝(来年1月2、3日)への影響は必至だ。 駅伝はスタートの1区さえ...
-
マラソン&駅伝が消滅危機…陸連“コロナ指針”が難題過ぎる
「ハードルが高過ぎますよ」 そうこぼすのは、箱根駅伝常連校の関係者だ。 27日、コロナ禍により出雲全日本大学選抜駅伝(10月11日)の中止が発表された。「大学3大駅伝」の一つが中止になれば、後に続く全日本大学駅伝(11...
-
東京五輪が簡素化を検討 規模縮小なら“標的”になる種目は
開催を目指すなら当然だろう。 来年夏に延期された東京オリンピック・パラリンピックは、新型コロナウイルスの世界的な流行の長期化や経費削減に対応するため、政府と組織委員会、東京都などが開催方式の簡素化を検討していることが明らかに...
-
五輪マラソン代表 来年3月に改めて東京で一発選考レースを
コロナの勢いが止まらない。スポーツは全面停止だが、「ランニングをやっていてよかった」という話が内外から届くと知り合いの編集者から聞いた。大会はなくとも、ランニングは3密に関係なく楽しめるからだ。 ■警察に拘束 ケニアか...
-
ボストンは返金発表 東京マラソン「世界6大大会」資格なし
世界の代表的なマラソンレースによる新型コロナウイルスへの対応の差が浮き彫りになった。 ボストン・マラソン(米国)の大会主催者は1日(日本時間2日)、従来の4月20日から9月14日に開催を延期したため、一般ランナーに参加料(米...
-
シューズの神様・三村仁司氏「必要なのは“厚底”ではない」
陸上の長距離界を席巻しているナイキ社製の厚底シューズ。大迫傑が自らの持つ日本新記録を更新した1日の東京マラソンでも、上位30人中28人が使用した。「履くだけで速くなる魔法の靴」――メディアはそう持ち上げるが、シューズ工房「M.Lab...
-
自画自賛のMGCで露呈した陸連の無知とマラソン界の問題点
東京オリンピックのマラソン代表を決めるMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)は、8日のびわ湖毎日マラソン、名古屋ウィメンズマラソンをもって終了し、男女3人ずつの代表が確定した。 日本陸連はこれまで何かと紛糾したマラソン...
-
瀬古氏リーダーご満悦…MGCで露呈した“冬の好記録”の虚無
東京五輪マラソンの最後の1枠が決まった。 男子は、8日のびわ湖毎日で大迫傑の記録(2時間5分29秒)を上回る者は現れず、女子は名古屋ウィメンズで一山麻緒(22)が国内マラソンの日本人歴代1位となる2時間20分29秒で初優勝。...
-
大迫傑“五輪バブル”東京マラソン4位もまた1億円でボロ儲け
五輪本番を見据えたとき、この記録にどんな意味があるのか。 東京五輪代表切符の最後の1枚を争う東京マラソンは、大迫傑(28)が自らの持つ日本記録を更新する2時間5分29秒の4位でゴール。2度目の1億円ボーナスを手にし、「9月に...
-
瓦解するMGC メンツと忖度でねじれた東京マラソンの行く末
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い26日、安倍総理は大規模なスポーツ、文化イベントの開催中止または延期を要請した。 多くのコンサートが即日中止、プロ野球はオープン戦72試合の無観客試合、Jリーグは公式戦94試合の延期を決めて...
-
五輪切符だけじゃない 東京マラソンもう一つの設楽vs大迫
3月1日号砲の東京マラソンは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一般参加の出場は中止。エリート選手だけの競技となり、新旧日本記録保持者の対決に注目が集まる。 大迫傑(28)と設楽悠太(28)の2人は、最後の1枚となった東京五...
-
一般参加者「返金ナシ」で波紋…東京マラソン財団の懐事情
「ハイ、そうですか」と言えるほど安い金額ではない。 3万8000人が出場を予定していた3月1日の東京マラソンは、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受けて、一般参加者の出場を取りやめた。大会は東京五輪代表選考会を兼ねている...
-
東京マラソン追随か 新型肺炎拡大でスポーツ界がピリピリ
3月1日に開催される東京マラソンで一般参加者の出走が中止になったことを、17日、主催の東京マラソン財団が発表した。 ■返金なしの“ボッタクリ” 原因は世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。国内でも毎日のように新たな感...
-
設楽vs大迫3.1東マラ対決 “五輪代表辞退”で勃発する大事件
前代未聞の大事件が起きるか。 前マラソン日本記録保持者の設楽悠太(28)が16日、最終調整として熊本市内で開催された熊日30キロロードレースに出場し、1時間29分47秒で優勝した。 「タイムを見たらまだ遅いが、全力を出...
-
実業団連合は払い損…ナイキ厚底旋風で“1億円効果”に疑問符
世界との差は広がっているのではないか。 米スポーツ用品大手のナイキは5日(日本時間6日)、マラソン、駅伝で好記録を立て続けに出している厚底シューズの新モデル「エアズームアルファフライネクスト%」を29日から販売すると発表した...
-
東京マラソンの非情…中国在住者の欠場には参加料返金せず
良識が問われる。 3月1日開催の東京マラソンの主催者は6日、感染が拡大している新型コロナウイルスの対応策として、出場資格を持ちながら今年の大会に参加できなかった中国在住者には、国籍を問わずに来年の出場権を与えると発表した。 ...
-
履けば好記録という打ち出の小槌…厚底ナイキの故障リスク
最大のメリットが体をむしばむことになるかもしれない。 ■日本新記録の小椋も警告 2日の香川・丸亀国際ハーフマラソンで日本新の1時間0分0秒で2位に入った小椋裕介(26)は、レースで今話題のナイキの厚底シューズを履いてい...
-
青学大・吉田が3位に 駅伝ランナーがマラソン走る相乗効果
実業団任せでは変わらない。 別府大分毎日マラソンで、1月の箱根駅伝(4区=区間新)を走った青学大(4年)の吉田祐也が2時間8分30秒で日本人トップの3位となった。この記録は、2003年に中大の藤原正和(現監督)がびわ湖毎日で...
-
東京五輪は厚底OK?マラソンの魅力を台無しにする記録偏重
本当にこれでいいのか。 陸上の長距離選手の記録を伸ばすと話題になっているナイキ社の厚底シューズの規制問題について、英ガーディアン紙(電子版)は29日、世界陸連が東京五輪終了後までは禁止しない見通しであると報じた。同紙によれば...
-
さいたま国際は消滅…マラソン大会が生き残るための3条件
“世界初”だという。 日本陸連は27日、五輪や世界選手権の女子代表選考会のひとつだった「さいたま国際マラソン」について、今年の開催を見送ると発表した。陸連の横川浩会長は「3度のコース変更など努力を重ねてきたが、国内外の有力選...
-
東京マラソン参戦 設楽の“辞退発言”で視聴率も過去最高?
おもしろいレースになりそうだ。 東京五輪マラソン代表の最後の1枠を争うMGCファイナルのひとつである東京マラソン(3月1日)。同財団は28日に招待選手を発表し、大迫傑(28)に設楽悠太(28)、井上大仁(27)が参戦すること...
-
設定記録突破の松田とMGC3位の小原 五輪で勝てるのは?
「現在の日本はマラソンの三流国です。世界で1、2位を争うわけでもないので誰が選ばれても関心は低いですね」 松田瑞生(24)が2時間21分47秒で優勝した印象を聞くと、陸上ジャーナリストの菅原勲氏は淡々と言った。 東京五...
-
さいたま国際女子マラソンを消滅させた実業団の“駅伝重視”
近代女子マラソン「第1号」のDNAが消える。 五輪や世界陸上など女子代表選考会のひとつだったさいたま国際マラソンが、12月に予定していた第6回大会開催を見送ることになった。 この一報に落胆したのが、元陸連専務理事の帖...