厚底ナイキで状況一変 実業団連合は褒賞金1億円払えるのか

公開日: 更新日:

 今季の駅伝大会で記録ラッシュを生んでいる厚底シューズ。ソール内のカーボンファイバープレートが「不公平な補助」とされ、世界陸連が規制に乗り出す構えを見せているが、東京五輪マラソン代表の最後の切符を狙う選手にとっては、残り2つの選考レース(*注1)で厚底が履けるか、履けないかは雲泥の差だ。

 男子は2時間5分49秒。女子は2時間22分22秒以内で走れば、最後の1枠に入る。

 設定記録が出なければ、昨年9月のMGCで3位になった大迫傑(28)と小原怜(29)が3人目の代表となる。

 この記録は、MGCの出場権を争った期間内のレースで大迫と松田瑞生がマークした最高記録よりも1秒速い時計である。昨年5月に決定した時は、男女とも「突破は厳しい」とみられていたが、厚底シューズの普及で状況は一変。MGCファイナルに出場する選手たちは五輪代表の可能性が大きく広がった。「それだけではありません」と、ある実業団関係者がこういう。

■実業団連合に直撃すると…

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇