マラソン
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東京五輪代表・大迫傑の持論が“暗示”…マラソンが真夏の五輪で廃止される現実味
男子マラソンで東京五輪6位の大迫傑(32)が18日、自身のSNSで3月3日の東京マラソンではなく、4月15日のボストン・マラソンに出場すると明言した。 今年のパリ五輪代表(3人のうち2人)を決める昨年のマラソングランドチャンピ...
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箱根駅伝7回総合優勝なのに…青学大OBからマラソン日本代表ゼロのワケ
注目すべきは「その先」だ。 別府大分毎日マラソン大会実行委員会は10日、第72回大会(2月4日)のエントリー選手を発表。今年の箱根駅伝3区で駒大を逆転し、優勝の原動力になった青学大の太田蒼生(3年)が一般参加で出場する。 ...
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箱根駅伝は青学大の優勝で幕を閉じたが…出場選手に残された「もう一つの大仕事」
「1強」といわれた駒大を青学大が破り、2年ぶり7度目の優勝で幕を閉じた今年の箱根大学駅伝。箱根路を走った選手たちは合宿や本番の疲れを癒やすため、今ごろ温泉につかっている者もいるかもしれないが、一部の有力選手はのんびりしているわけにはい...
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キプチョゲ東京マラソン出場決定 日本勢が改めて痛感する世界トップとの絶望的実力差
改めて現実を知ることになりそうだ。 東京マラソンの主催者は21日、来年3月3日の大会に五輪マラソンで2連覇しているエリウド・キプチョゲ(39・ケニア)と、10月のシカゴマラソンで優勝した女子のシファン・ハッサン(30・オラン...
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日本選手権1万メートル“12月開催”の波紋…元旦「ニューイヤー駅伝」に故障者続出の可能性
パリ五輪へのバックアップがあだになるか。 10日に行われた陸上の日本選手権1万メートル(国立競技場)。来夏のパリ五輪につながる大事なレースの開催月を、通常の6月から気温が低い12月に変更したのは「ワールドランキング」を上げる...
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MGCファイナルチャレンジ対象レースなのに…福岡国際に有力選手が出てこなかったワケ
パリ五輪代表を決めるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC=10月15日)が終わって約1か月半。男女2枠が決まり、残る1枚の切符を争うMGCファイナルチャンレンジが幕を開けた。 男子の対象レースは今回の福岡国際、2月大阪...
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テニス、マラソンの変化についていけない日本メディアの前時代感
テニスの「木下グループジャパンオープン選手権」は米国の新鋭ベン・シェルトンのツアー初優勝で幕を閉じた。全米大学体協(NCAA)からプロ転向して1年目の21歳で、先の全米オープンでいきなり4強、父ブライアンは松岡修造と同世代の選手だっ...
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MGCでパリ五輪代表切符つかんだ一山麻緒を指導 永山忠幸監督「切実な要望」ここが〇と×
苦言は大歓迎だという。 15日に行われたパリ五輪代表選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)。女子の2位で代表切符を手にした一山麻緒(26=資生堂)を指導する永山忠幸監督(63)がレース後の会見で、陸連の瀬古利彦...
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パリ五輪代表に勇気はあるか? 川内優輝が仕掛けた“大逃げ”は日本勢メダル獲り唯一の策
上位2人が2024年パリ五輪代表に決まるマラソングランドチャンピオンシップの男子は、思わぬ展開となった。130回目のフルマラソンとなる川内優輝(36)が号砲と同時に飛び出し、一時は2位集団に40秒以上の大差をつける“大逃げ”を敢行。...
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マラソン世界記録続出 厚底シューズで加速するスピード時代は新たな段階に入った
マラソン界がとんでもないことになっている。 9月24日のベルリンで、エチオピアのティギスト・アセファ(26)が2時間11分53秒、これまでの女子の世界記録を一気に2分11秒更新した。男子でも難しいとされるサブテンが時間の問題...
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ベルリンマラソンVは2時間11分台に 野口みずきの師匠「日本女子は進歩していない」と苦言
マラソン界に衝撃が走った。 24日のベルリンマラソンで女子のT・アセファ(26=エチオピア)が、2時間11分53秒で優勝。従来の世界記録(2時間14分4秒)を2分11秒も更新する驚異的なタイムでゴールした。 このレー...
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新谷仁美はベルリンMで日本記録更新ならず マラソン3回目エチオピア選手が衝撃の世界記録V
【ベルリンマラソン】 現地24日に行われたベルリンマラソンで、日本歴代2位の記録を持つ新谷仁美(35)が2時間23分8秒でゴール。2005年大会で野口みずきがマークした2時間19分12秒の日本記録(男女混合)更新はならなかった...
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「真夏のマラソン」と日本人の「完走の美学」…ひたすらドラマを叫ぶメディアの愚
暑い夏だ。先のオリンピック招致の際、東京都は「8月は温暖で理想的な気候」とプレゼンした。ずいぶんとまあ急速な温暖化である。ウソはいけない。 今年の甲子園はクーリングタイムという小洒落た休憩時間をつくった。いいことだ。ただ、野...
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10.15開催のパリ五輪代表決定戦(MGC)も“殺人的暑さの余波”で「暑熱対策」が不可欠
例年の10月ではなさそうだ。 8月27日に閉幕した世界陸上ブダペスト大会。男女マラソンの日本勢は惨敗に終わった。現地入りする前は「涼しい」という情報だったが、ブダペストも今年は連日30度を超える暑さが続き、23日の女子500...
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パリ五輪のマラソン代表選考レース 曖昧なMGCから令和のドラマは生まれるのか
友人のカメラマンが陸上大会で不快な思いをしたという。 若いカメラマンに「だから昭和は……」と捨てゼリフを吐かれ、口論になったそうだ。現場にいないでよかった。乱闘になっただろう。かつて、明治は遠くなりにけりという嘆きを聞いたが...
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日本陸上界のいびつな賞金事情…マラソンはウハウハ、やり投げ北口榛花は大会Vでも約142万円
畑岡奈紗(24)が優勝に届かなかった今年の全米女子オープン。賞金総額1100万ドル(約15億6200万円)で、A・コープス(25)の優勝賞金は200万ドル(約2億8400万円)。4位の畑岡でも約6846万円を手にした。 ゴル...
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女子マラソン加世田梨花が明言 世界陸上から50日後のパリ五輪選考MGC出場は無謀か英断か
こんな女子選手が出てきたか。 8月の世界陸上(ブダペスト)の女子マラソン代表に内定している加世田梨花(24)が5日の会見で、10月15日に行われる2024年パリ五輪選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)にも出場...
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その死から38年…瀬古利彦を育てた執念の勝負師・中村清を思う
川で転んであちこちをひどく打った。釣りをしていたわけではなく、清掃して滑ったのだ。情けないと、ずぶ濡れになった体で中村清を思い出した。 瀬古利彦の育ての親、長距離界に数々の足跡を残した名伯楽が釣行中に他界したのがこの時期、1...
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マラソン絶対王者キプチョゲのボストン6位敗戦を生んだ冷雨と寒さ
絶対王者が負けた。 現地17日のボストンマラソンは昨年覇者のエバンス・チェベト(ケニア)が2時間5分54秒で連覇を達成。それより驚いたのは、五輪連覇中で世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ(ケニア)が6位に沈んだことだ。 ...
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マラソン絶対王者キプチョゲはボストンで「2時間切り」なるか? 山田敬蔵の優勝から70年
秋田の大館に行ってきた。 かつて黒鉱の鉱山で繁栄を極めた町もすっかりおとなしくなったが、白神山地や鳳凰山など四方を山に囲まれ、天の広いすがすがしい土地だ。明治期からの繁栄を背景に、この地は多くの陸上選手を輩出してきた。最近で...
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日本マラソン勢に“ニンジン作戦”は通用しない…世界陸上内定も成績と賞金額は無関係
日本陸連は27日、8月に行われる世界陸上ブダペスト大会のマラソン代表を発表した。男子は其田健也(29)、山下一貴(25)、西山和弥(24)。女子は松田瑞生(27)、加世田梨花(24)、佐藤早也伽(28)が選ばれた。第106回日本選手...
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MGCでのパリ五輪代表は“真の実力者”か…一発勝負選考を陸連自画自賛も東京五輪では惨敗
来年のパリ五輪代表選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権が懸かった国内指定大会は12日で全日程を終了。出場権を得たのは男子62人、女子29人。今後は5月末までの海外大会などの記録で新たに出場権を獲得する可能性は...
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名古屋ウィメンズは“マラソンもどき” PM任せでケニア選手に大金献上した日本勢の体たらく
「一人旅のレースは少し寂しかった」 こう言ったのは優勝したルース・チェプンゲティッチ(ケニア=写真)だ。世界歴代2位の2時間14分18秒(男女混合)の記録を持つケニア選手は2時間18分8秒でゴール。昨年に続いての連覇はまさに圧...
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実力があればマラソンも金になる 名古屋ウィメンズは優勝賞金3375万円! V有力は前回覇者
5日の東京マラソンは男女ともアフリカ勢が優勝。マラソン大会では高額の1100万円の優勝賞金を獲得した。 日本勢トップは山下一貴(25)の7位。2時間5分51秒の時計は日本歴代3位だが、7位の賞金は40万円。股関節故障で欠場し...
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山下一貴が歴代3位で東京マラソン7位…日本人2人が2時間5分台でも世界の壁はまだ厚い
途中まで、アレ!? と思わせる展開だった。 国内の主要マラソンは、ペースメーカー(PM)が30キロで外れると外国人選手がペースを上げ、先頭集団についていた日本勢は置いていかれるのが常である。 今回は違った。30キロを...
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西山和弥が初マラソン日本最高記録でMGC切符ゲットも…心配事は「駅伝」との付き合い方
「日の丸を背負いたい」という西山和弥(24)が、26日の大阪マラソンで日本勢最高の6位に入った。 2時間6分45秒は初マラソンの日本最高記録。来年のパリ五輪マラソン代表選考会(MGC=10月15日)の出場権を獲得し、日本代表に...
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西山和弥が初マラソン日本最高タイム更新 大阪での2年連続記録は「高速コース」の恩恵
2年連続の記録だ。 西山和弥(24)が日本勢トップの6位でゴール。2時間6分45秒は初マラソンの日本最高記録を更新。7位の池田耀平(24)も2時間6分53秒をマーク。以前の日本最高は昨年覇者・星岳の2時間7分31秒だった。 ...
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新谷仁美のMGCボイコット宣言は至極まっとう 選手を国内に縛り付ける陸連の愚
今週は青梅マラソン、来週は大阪、再来週は東京、さらにその次は名古屋ウィメンズと、マラソンシーズン真っ盛りだ。 そんな折に面白い話を聞いた。今月12日に2年ぶりに香港マラソンが開催され、フル、ハーフ、10キロ、車椅子に4万人以...
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青学大・原監督もビックリ!2時間7分台の学生新記録“よこたっきゅう”が日の丸を背負う日
「よこたっきゅう全開です!」 テレビ中継の解説席で青学大の原監督が吠えた。 正月の箱根駅伝3位の青学で3区を走った横田俊吾(4年)が日本人2位の4位でゴール。2003年びわ湖毎日マラソンで中大の藤原正和(現中大監督)が...
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香川丸亀国際ハーフマラソン男女の記録 世陸や五輪につながる別府大分より気になるワケ
ニンジン効果はあるか。 5日号砲の別府大分毎日マラソンは、8月の世界陸上や来年のパリ五輪へ続くレースだ。前年の優勝者は西山雄介(28)。初マラソンで大会初の2時間7分台の記録で制し、同年の世界陸上に出場し13位だった。 ...