発掘おもしろ図鑑
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「発明と技術の百科図鑑」DK社編著 柴田譲治訳
心電図検査でお世話になる「心電計」。心臓で生じる電流を測定するこの装置を1901年に発明したのは、オランダ人医師のウィレム・アイントホーフェンという人物。 今や家庭用まで出回っている心電計だ…
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「お寺の掲示板」江田智昭著
お寺の門前の掲示板の言葉に感じ入った経験がある人も多いはず。宗派で決まった標語を張り出す場合もあるが、あれらの言葉のほとんどは住職や関係者が考えて書いているものだという。中には書き手の思いがあふれユ…
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「パンティオロジー」秋山あい著
女性には、人生において「それぞれのそのときどきのパンティ哲学」があるそうだ。ふだん人に見せることがない「その1枚の布から、個々の物語と時代性が浮かび上がるのではないか」と考えた著者は、さまざまな女性…
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「アフターマン」ドゥーガル・ディクソン著 G・Masukawa訳
今から5000万年後の地球。人類は滅亡して久しく、人類によって破壊された自然が回復したら、動物たちはどのように進化し、どのように暮らしているのか。 本書は、緻密な考証から、そんな動物たちを紹…
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「『懐かしい!』が脳を若返らせる 昭和レトロ間違い探し全120問960個」 太城敬良監修
昭和の懐かしい風景や情景をテーマにしたイラストで楽しむ「間違い探し」の問題集。間違い探しというジャンル自体が今やレトロな感じがするが、間違い探しは実は脳の老化防止にぴったりなのだとか。2つのイラスト…
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「日本の文様 解剖図鑑」筧菜奈子著
着物の柄や建物の装飾など、私たちの暮らしは、さまざまな「模様」にあふれている。そんな数ある模様の中で、季節や吉兆などの特別な意味を持つのが「文様」である。世界中で風土に合わせた文様が作られてきたが、…
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「ヤバイ鳥」ワクサカソウヘイ著
普通のバードウオッチャーだった著者だが、やがて鳥の瞳の愛くるしさや羽色の美しさよりも、鳥の脚ばかりが気になるようになってしまったという。鳥の脚ばかりを見ているうちに「ある種のゾクゾクとした快感」が走…
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「独裁者のブーツイラストは抵抗する」ヨゼフ・チャペック著、増田幸弘、増田集編訳
ヨゼフ・チャペック(1887~1945年)は、チェコの国民作家カレルの兄。2人は「チャペック兄弟」として多くの共同作品を残している。本書は、画家でもあったヨゼフが勤務していた新聞社の紙面で発表した反…
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「雪の結晶 小さな神秘の世界」ケン・リブレクト著 矢野真千子訳
雪の降る日、袖口に舞い降りた雪の結晶の美しさとはかなさに心を奪われたことがある人も多いはず。あの雪の結晶、実は同じように見えて、どれひとつとして同じものはないという。それも、毛虫のようにもじゃもじゃ…
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「テクノロジー 見るだけノート」山形浩生、安田洋祐監修
「衛星コンステレーション」や「テレマティクス保険」「AIスコアレンディング」などの用語をご存じか。目にしたことはあっても、その意味を正確に説明できる人は、そう多くはないのではなかろうか。 日々…
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「東京の市場さんぽ」柴山ミカ著
石川県の輪島朝市や高知市の日曜市など、各地に地元の人はもちろん観光客にも愛される魅力的な「市」がある。しかし、わざわざ遠方に出かけなくとも東京のさまざまな場所で「市」が立ち、にぎわっているという。本…
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「だれかに話したくなるあやしい植物図鑑」 菅原久夫監修 白井匠、クリハラタカシ絵
自分たちが地球上の生き物で一番賢く、一番強いと思い込んでいる人間は、身の回りの植物に、ついつい上から目線になりがちだ。しかし、実は地球を牛耳っている陰の黒幕は、地球を覆う植物だという。 そも…
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「カクテルの図鑑ミニ」Cocktail15番地 斎藤都斗武、佐藤淳監修
猛暑だったこの夏は、例年以上にビールがすすんだが、爽やかな気候になってくると、そろそろ別の酒も恋しくなってくる。秋の夜長にバーのカウンターで傾けるカクテルなどいかがだろう。 カクテルは、甘く…
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「新装版昭和少年SF大図鑑」堀江あき子編
自動運転や空飛ぶ自動車など、新しい時代の到来を予感させる新技術の実用化が目前に迫っている。しかし、昭和20~40年代に少年時代を過ごしたおじさんたちは、これらの新技術やアイテムに既視感を抱いているの…
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「教養としてのミイラ図鑑」ミイラ学プロジェクト編著
ミイラと聞くと、多くの人はエジプトのそれを思い浮かべることだろう。しかし、ミイラは世界の至る場所に存在する。エジプトのように、技術を駆使して作った人工ミイラだけでなく、砂漠乾燥地帯や標高の高い山、永…
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「ネコもよう図鑑 色や柄がちがうのはニャンで?」浅羽宏著
空前のネコブームだが、ネコが人々を魅了する理由のひとつには、毛皮の柄のバリエーションの豊かさにあるのではなかろうか。ペットショップで購入するような純血種や単色をのぞき、よく見ると配色は同じでも同じ柄…
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「世界の民族衣装図鑑」文化学園服飾博物館編著
日本の民族衣装といえば着物だが、今では街中で見かけることも少なく、冠婚葬祭など、特別な日の装いになってしまった。しかし、着物は、寛大な袖やV字開きの襟など高温多湿の夏に適応し、羽織などを重ね着するこ…
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「ヘンな名湯」岩本薫著
日本には約3000もの温泉地があり、温泉施設に至っては2万カ所以上ある。それらを利用する宿泊客は年間で日本の人口を軽く超える。 温泉好きな日本人を満足させるために、山奥の秘湯から贅を極めた温…
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「日本ビール缶大全」長谷川正人著
アウトドアや旅先など、日常のあらゆるシーンで手軽にビールが楽しめるようになったのは、缶ビールの登場によってだった。本書は、そのビール缶に魅せられ約9000個を収集したコレクターの著者が、懐かしい缶や…
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「世界の本好きたちが教えてくれた人生を変えた本と本屋さん」ジェーン・マウント著 清水玲奈訳
長年、IT業界で働いてきた著者は、ある日、無性に絵が描きたくなりアパートの一室をアトリエにして、目の前の本棚を描き始めた。その絵がきっかけとなり、愛書家たちの蔵書のポートレートを描くようになった。や…