『医者とおかんの「社会毒」研究』内海聡氏
ワクチンの保存剤「チメロサール」の医療品添付文書やロバート・F・ケネディのリポート「命がけの予防接種」などを引用して、予防接種の害が隠されてきた歴史にも言及。専門家の助言に従ってせっせと予防接種に励む親に対して「それでも子どもに予防接種を受けさせるのか」と問題提起をしている。
<医療業界も利権の構図は他の業界と同じ>
「多くの人は『仕方ない』と長いものに巻かれてしまいますが、みな多数派になりたいだけなので、疑う人が増えれば『実は私もそう思っていた』と言い出してあっという間にひっくりかえります。医療業界も、食品業界も、水道業界も、経済政策も、エネルギー行政も利権にからめとられている構図は同じ。本書はそのからくりを知る入門編として、より幅広い人たちに活用していただきたいですね」
(三五館 1300円)
◇うつみ・さとる 1974年、兵庫県生まれ。筑波大医学部卒、内科医として東京女子医大付属東洋医学研究所、東京警察病院などに勤務。今年4月、減薬や断薬の支援を柱としたクリニック「TOKYO DDC」とNPO法人薬害研究センターを設立。著書に「精神科は今日も、やりたい放題」「大笑い!精神医学」「医学不要論」など。