「向かい風でも君は咲く」喜多嶋隆著

公開日: 更新日:

 ゴルフ場研修生の哲也は県警本部の河本から、日本女子アマで優勝した高校生の夕花の専属キャディーとして身辺警護を頼まれる。5日前に夕花を名指しした脅迫状が届いたのだという。

 2カ月前に公開イベントでアイドルが矢を胸に撃たれる事件が起きた。同一犯からの脅迫状らしい。貧しい母子家庭で育った夕花にとって、間近に迫った大会はスポンサー企業を獲得するためのまたとないチャンスで、彼女に欠場の選択はない。経営者が倒れ休業中のゴルフ練習場で寝起きする夕花の登下校や、練習に付き添う日々が始まった。数日後、哲也は車を尾行されていることに気づく。衆人環視のゴルフ場で展開する緊迫サスペンス。(光文社 640円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 4

    広末涼子は免許証不所持で事故?→看護師暴行で芸能活動自粛…そのときW不倫騒動の鳥羽周作氏は

  5. 5

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  1. 6

    【い】井上忠夫(いのうえ・ただお)

  2. 7

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  3. 8

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  4. 9

    大阪万博は開幕直前でも課題山積なのに危機感ゼロ!「赤字は心配ない」豪語に漂う超楽観主義

  5. 10

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育