第一話 倫理的にあり得ない(22)こんなに難しい依頼だとは
涼子は、ぐったりとして天井を仰いだ。
「あ~、まいったなあ」
「なにがですか?」
貴山にしてはめずらしく鈍い。涼子はきつい口調で言った。
「なにがって、この依頼に決まってるでしょう。引き受けたときは、こんな難しい依頼だって思わなかった」
貴山が…
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