主演映画対決は上野樹里に軍配…長澤まさみは“美脚戦略”がアダ
「絵空事の中にもリアリティーを織り込んだ重層的な作品。イジメに遭うヒロインのひと言や、どんくさいけれど正義感のある電車オタクといった松潤の設定など、観客が身近に感じる要素がちりばめられている。作品全体が丁寧に作られていて、途中のストーリー転換から終盤まで見応え十分。上野は丁寧なセリフ回しや間の取り方でステージが一段上がった印象です」
NHK大河「江」(11年)の主演以来、実質2年ぶりの女優復帰。「もともと仕事を詰め込むタイプではなく、長丁場の後はゆるりと休養をとっていた」(関係者)というから、しこたまの充電が功を奏したか。
<長澤まさみは男性ウケはいいが……>
一方、2週遅れての封切りとなった「潔く柔く」の長澤は芳しくない。
「オープニングの週末2日間で興収8600万円。最終的に5億円いけばいいほう」(前出の興行関係者)
少女漫画の実写化。岡田将生、高良健吾、中村蒼とイケメン揃いだが、「長澤は同性受けが悪い。『モテキ』(11年)での体当たり演技が話題を呼び、再ブレークして以降、一貫して脚線美をアピールする戦略できた。男性受けはいいが、女性からはアレルギー反応が出る。それに経験値と演技力が伴わず、いつまで経っても大根役者なのが厳しい」(芸能プロ関係者)。
年もデビューもほぼ一緒の2人。いつの間にか差がついてしまった……。