巨人キャベッジ開幕3戦でバカ当たりも「真贋の見極め」はまだ早い…厳しいマークをはね返せるか
当然、そうなる。
ヤクルトとの開幕3連戦で計13打数5安打の打率.385、2本塁打、6打点と爆発した巨人の新外国人、トレイ・キャベッジ(27)の打棒を目の当たりにした、セのライバル球団スコアラーがこう言うのだ。
「データの洗い直し作業を進めています。オープン戦では、計14試合で打率.214、本塁打はゼロ。長打はそれほど警戒しなくていいと思っていました。シーズンで突然変異するのは新外国人にはよくあることで、再分析の必要性は想定してはいたものの、それにしてもの変貌ぶりですから。ヤクルトも3戦目では攻め方をガラリと変えていました」
このスコアラーによれば、2戦目までのヤクルトバッテリーは外角中心の配球でキャベッジに投じた2試合計41球のうち内角球はわずかに8球。新戦力に対して、慎重な攻め方で様子を見るのはよくあることだが、それで9打数4安打の2本塁打とやられた。3戦目は一転して、初回の第1打席から5球連続の内角攻めを敢行、3打席目には顔面付近へ投じられた速球が右腕を直撃した。4打数1安打だったこの試合、16球のうち7球がインコースだった。