「ヌイグルマーZ 主演 中川翔子」
「私が9歳の時に亡くなってしまったので、直接話したりしたことはありません。でも特撮好きだったのは知っているし、深海魚に化石、ブルース・リーとか、私のハマったもののほとんどが、父も好きだったんだそうです。やっぱり血ですかね。とすれば私のサブカル好きも継承される。今回の映画で子孫に託すべきものは残せたので、もう笑顔で死ねると思います」
――でもワイヤアクションなどの特撮は演じて大変だったのでは?
「ワイヤに吊るされるのもうれしくて、ヨダレを垂らしちゃいました。吊るされる時の痛みこそ、特撮なんだって実感しましたね。指の出るグローブをつけてヌンチャク振り回すシーンも、気合が入りました。体育の成績はずっと1でしたけど」
――見て欲しいのは自分で作ったヌンチャクを振り回すアクション?
「今ダメでも、自分の好きなことに心を燃やし続けていれば、きっと未来の栄養になるってところです。疲れていたり、ダメだと落ち込んでいる人の心のスイッチを切り替える胃薬のような映画だと、私は信じています」