「ヌイグルマーZ 主演 中川翔子」
歌手に声優に漫画家と多才なタレント、中川翔子(28)が、映画でも個性を発揮している。初主演作は特撮アクションコメディー。演じた夢子はピンクのロリータファッションの冴えない少女だが、地球の平和を守るためクマの縫いぐるみ、テディベアと合体、愛の戦士「ヌイグルマー」に変身する。
――特撮、変身モノへの出演は念願だったとか。
「ついにキタと思いましたよ。私、人見知りだし人混み苦手だし、芸能界は合わないと思いながら、なぜ目指したかというと、特撮ヒロインになりたかったからなんです。黒歴史と名付けている10代の頃、学校で友達もできず、いつもひとりでいた私は家でブルース・リーの『死亡遊戯』『怒りの鉄拳』『ドラゴンへの道』などを見て、ヌンチャクを作ってよく壁に穴を開けていました。ヒーローもののオーディションに落ちまくって20代後半となり、ご縁がなかったと諦めかけた矢先だったので、ずっと思い続けていれば夢はかなうんだって、感激しちゃいました」
――それはお父さん(故・中川勝彦=タレント)の影響もあるのですか。