テレビにひとり突っ込み 荻原博子がハマる中韓時代劇
最初は時間潰しのつもりだったが、いざ見始めると、たちまちのめり込んだ。
「たとえば、韓国の時代劇だと、ストーリーが分かりやすく、録画し忘れたり、間隔があいても、すぐストーリーを思い出せる。『チャングム』も『イ・サン』も『トンイ』も、どれも貴族の女と庶民の女のバトルとともに、男の取り合いがあったりして設定が似ているんです。『水戸黄門』にしろ『大岡越前』にしろ日本の時代劇も、話の流れはどれも似ていますよね。時代劇は、国を問わず楽に見られるのがいい」
■見るのはせいぜい深夜12時まで
「それはないでしょ」とテレビに突っ込みを入れながら、愛犬の頭をポンと叩いたりすることもある。2代目の愛犬は、1歳の黒柴だ。
「俳優さんが、自分の背丈もある壁を軽々と飛び越えるなんて、ありえない。時代劇って、なぜか役者が宙を舞うんです。そういうシーンがおかしいですよね。役者はこだわりませんが、『チャングム』で悪役だった役者の一部が、『トンイ』では正義の味方になったりする。役者のイメージが一変するのも面白い。ビール片手に愛犬とじゃれ合いながら、ボーッと見ていると、一日の疲れがスーッと抜けていく。だから、ストレスはまったくありませんよ」