インタビュー断っていた…舛添氏も“逃げた”池上彰の聞く力

公開日: 更新日:

 正体見たりという気になるが、池上がフルっていたのはこのインタビューの直後だった。なんと、「舛添陣営は池上のインタビューを受けないと事前に断っていた」という驚きの内幕を暴露したのである。

 耳が痛いことを聞くジャーナリストの質問は受け付けないつもりだったということらしい。上智大学の碓井広義教授(メディア論)はこう言う。

「事前に断られていたからこそ、インタビューには飛び入り参加したのでしょう。その内幕まで話すとは、池上さんらしい視聴者サービスです。池上さんは他にも石原伸晃さんに“勝てる人に乗ったということですよね?”と尋ねて“探したけどいなかった”という言葉を引き出した。ゲスト出演した松沢成文さんには前回の都知事選出馬のドタバタ劇について“だまされたようなものです”と言わせた。これは池上さんにしか引き出せなかった興味深い言葉です。翻って、情けないのはMX以外の他局です。都知事選は国政への影響も大きく、一地方の首長選とはワケが違う。にもかかわらず、開票特番を放送したのはMXだけ。もちろん、MXが東京ローカルという特殊性はあるにせよ、他局が通常番組を放送し、都知事選を過小評価する中で特番を組んだ姿勢が素晴らしい。拍手を送りたい」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動