インタビュー断っていた…舛添氏も“逃げた”池上彰の聞く力
ジャーナリスト池上彰(63)の前では、圧勝したはずの舛添要一(65)もタジタジだった。
9日に投開票された東京都知事選挙。結果は周知の通りだが、舛添のニヤケ面に一太刀浴びせたのが池上だった。TOKYO MXの都知事選開票速報特番「首都決戦2014」に出演した池上は、スタジオから都知事の仕事、都議会との関係、東京が抱える諸問題などについて解説。
見せ場は冒頭すぐに訪れた。8時の時報と同時に当確が打たれ、しばらくすると舛添がMXのインタビューに登場。当初は進行役のキャスターが感想を聞いていたが、途中から池上が参戦。その途端に舛添の顔色が変わった。
池上は、過去に自民党から除名処分を受けながらも今回、自民の支持を受けた舛添に対して「都政を運営する上で借りをつくったということは?」と直球勝負。すると舛添は「借りとかそんなのは意味がない。過去より先を見て東京をどうするかだ」とシドロモドロになりながら論点をすり替え。「政治家はそれぞれいろんな経歴がある」と気色ばみ、自身の変節まで認める混乱ぶりだった。