厳戒警備手配も自力? 佐村河内氏会見に「仕掛け人」の影
ゴーストライター新垣隆氏の「衝撃の告白」から1カ月。佐村河内氏は「横浜スタジアム前の東横イン」を皮切りに、横浜市内のホテルを転々としていたという。
この間、代理人の弁護士2人を解任。その理由について、佐村河内氏はこう説明した。
「(ソチ五輪で楽曲を提供した)高橋大輔選手の(競技の)タイミングの前に、こういう場を設けたかったが、(弁護士は)<今やるべきではない。騒ぎが大きくなる>と意見が分かれた。私は早く謝罪したかった」
それならば、どうして弁護士解任の直後に会見を開かなかったのか。このように彼の弁明には、いくつもの矛盾がみられる。
■張り込みの目を逃れ…
トレードマークのサングラスを外し、杖も突かず、ひげもさっぱり剃り落とした。七三分けの短髪は「2つ目のホテルで、髪を伸ばしている場合ではないと思い、妻に切ってもらった」とザンゲの気持ちを強調したが、まるで別人のいでたちは潜伏期間中の「変装」のようにも思える。どうりで複数のメディアが張り込んでも、佐村河内氏の姿をキャッチできなかったわけだ。