捏造認定に「承服できない」! 小保方さん“徹底抗戦”の勝算
一事が万事で、まあ、小保方さんでなくても理研に不服を申し立てたくなる。
「1500万円以上かけて研究室を造ってきれいに壁の色まで塗り替え、割烹着の演出で小保方さんを売り出したのは論文の共著者で、彼女を指導していた理研の笹井芳樹副センター長とされる。それに『リケジョの星』に祭り上げた罪は理研にだってあるのに、研究不正、つまり“クロ”と認定されたのは小保方さんだけだった。論文のキモになる部分の画像を『間違えた』という小保方さんも研究者としてどうかと思いますが、理研は笹井さんにだけ甘い、トカゲの尻尾切りだと勘繰られても仕方がないでしょうね」(科学ジャーナリスト)
■小保方さんは「トカゲの尻尾切り」に怒り心頭
心神耗弱状態で研究所に出勤せず、現在、有休消化中という小保方さんはこの先どうなるのか。不服申し立ての期限は、9日。その後に調査委が再調査を行って“クロ”が確定すれば、今度は懲戒委員会が処分を決定する。
「申し立ての勝算は限りなく低い。そもそも理研は、国から巨額の予算がつく特定国立研究開発法人に指定される寸前で、小保方論文のせいで先送りになっています。さっさと幕引きを図りたいわけで、早ければ来月中にも“判決”を出すはず。“単独犯”とされた小保方さんだけがクビになるかもしれません」(理研関係者)