25年ぶりがラストに…林隆三さんが開いた「覚悟」のライブ

公開日: 更新日:

「覚悟」のライブだったようだ。
 今月4日に腎不全で亡くなった俳優の林隆三さん(享年70)。先月28日に東京・目黒区のライブレストランで、実に25年ぶりのライブを行った直後の訃報だった。

 発売中の女性セブンによると、林さんは昨年夏に病院で「がん」と診断され、すぐに手術をしたが、だいぶ進行していたようで、本人も「長くはないかな」と話していたという。
 病魔にむしばまれつつも、ライブでは全17曲を歌い切り、林さんは打ち上げに参加できないほど疲れ切っていたそうだ。そのまま都内の病院に入院、4日の朝に息を引き取っている。

■晩年は横浜の豪邸でひとり暮らし

 林さんは先月、週刊誌の対談で、ライブについて「久しぶりに、お客様を目の前にしたライブなんでね、ちょっと緊張していますよ」「(ボイストレーニングは)ずっとやってるんですね。ボイトレとボディーエクササイズは」などと語っていた。
 当日のステージ衣装も、わざわざニューヨークまで買いに行ったものらしい。

 女性セブンによると、林さんは晩年、横浜にある地下1階地上4階建ての豪邸でひとり暮らしをしていた。唯一の楽しみは歌で、近所のカラオケスナックなどで歌っていたという。

「林さんは周囲に<ライブはやりたいからやる>なんて笑って話していたそうですが、やはり“最期”を飾りたかったんじゃないでしょうか。文字通り全身全霊を傾けたんだと思います」(芸能リポーター)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁